朝、顔を洗って鏡を見たら、顔色がさえないな・・と感じた事はありませんか?
お肌に透明感が無くなり、黒ずんだ状態。これがお肌のくすみです。
その原因は様々ですが、睡眠不足で疲れていたり、体調が悪いときなどはくすみを感じる事も多いと思います。
これは睡眠中に行われるはずの新陳代謝が上手くいかず、お肌が休養できなかった為に血行が悪くなり、お肌がくすむのです。
ファンデーションの汚れがお肌に残るような間違ったクレンジングもくすみの原因です。お化粧をしたらきちんとダブル洗顔し汚れをしっかり取ってあげましょう。
慢性的にくすむのであればこれは老化現象から来るものです。
年齢とともに肌が分泌する皮脂量や角質層に含まれている水分量が減り、乾燥し、角質層も厚くなり、お肌がくすむのです。
この他に、たばこの吸いすぎや色素沈着なども原因となります。体の中の活性酸素を増やさない事は、前にもお話しましたが、皮膚の上ではこの活性酸素と脂質が結びついて、酸化した物質が過酸化脂質です。
皮膚の表皮細胞のターンオーバーに乱れを生じ、真皮では、コラーゲンやエラスチンが変性して過酸化脂質が増えると、皮膚の弾力やみずみずしさが失われて、しみ、しわ、くすみが現れるのです。
皮脂で汚れたお肌を長時間そのままにしておいたり、化粧品の油分をつけすぎたりすると紫外線の影響で過酸化脂質となってしまいます。
皮脂の汚れはなるべく早く洗い流す事、化粧品での油分を与えすぎないなどに気をつけましょう。
毛穴に汚れが詰まって黒ずんで見える場合には、蒸気で充分に毛穴を開かせ、丁寧に洗顔する事をお勧めします。